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 傷付いた角質層
 
冬に間違ったスキンケアをするとお肌はこんな状態
角質の痛み

冬場は外気の湿度が非常に低く、外気温も低いですから、角質層のコンディションが乱れやすく、お肌が本来もっている保湿成分(NMF)や皮脂分泌も低下して、新陳代謝も乱れやすくなっています。角質層の傷みが非常にでやすいですのです。

そこにゴシゴシ洗顔してしまうと角質を傷つけてしまったり、必要以上に角質が剥ぎ落とされてしまうことにります。

 

■ 錯角化(パラケトージス)

過剰洗顔で傷ついた角質は擦り傷を負ったケガと同じ体は早く治そうとして、新陳代謝を早めます。すると成熟していない未熟な角質細胞のまま、お肌の表面に現れてきます。このようなターンオーバーが早まることを不全角化、または錯角化(パラケトージス)といいます。

詳しくは角質層と洗顔を参考に

錯角化(パラケトージス)
核を持ったままの角質細胞は、まだ未熟なので、保湿力、防御機能も不十分で、水分の保持能力もひくく、バリア機能も低下してしまうのです。
 
バリア機能の低下によって、お肌に水分を保持する機能が落ちてしまい水分蒸発による乾燥肌、また、外的刺激に対する防御力も落ちてきてしまうために化粧かぶれなどのおこりやすい敏感肌の傾向が強く出てくるようになります。
バリア機能の低下
 
日焼け止めは落ちにくく、紫外線対策を毎日していると、知らず知らずのうちに過剰洗顔になり、角質を傷つけてしまいます。すると、より強く、敏感乾燥肌の傾向が出てきてしまいます。
冬だから紫外線はゼロになるというわけではありませんが、日常生活の紫外線対策はそれほど神経質になることはありません。日常の通勤通学ぐらいではファンデーションをしっかり塗るくらいで十分な対策になります。
日焼け止め
 
 これは時期による優先順位の問題です。夏は保湿よりは紫外線対策、冬場は紫外線対策よりは角質保護の乾燥対策を優先するべきなのです。お肌の状態が悪いときに何が何でも日焼け止めというのは間違いです。冬場はお肌のコンデイションが悪くなったと感じたときには、紫外線対策よりは角質保護の乾燥対策を優先してください。
 

 
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